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首相、報道写真展を鑑賞 グランプリ「戦地に彩りを」など

    「2023年報道写真展」を鑑賞に訪れた岸田文雄首相。自身が写ったパネルにサインしたあと、報道陣を撮影した=20日午前、東京都中央区の日本橋三越本店(鈴木健児撮影)
    「2023年報道写真展」を鑑賞に訪れた岸田文雄首相。自身が写ったパネルにサインしたあと、報道陣を撮影した=20日午前、東京都中央区の日本橋三越本店(鈴木健児撮影)

    岸田文雄首相は20日、都内で開催中の「2023年報道写真展」(東京写真記者協会主催)を鑑賞した。野球のWBC日本代表で活躍したヌートバー選手、将棋の藤井聡太八冠ら、この1年を彩ったニュース写真の1枚1枚に足を止めて見入り、「コロナ禍を乗り越えてだんだん元気になっていく日本を強く感じた」と振り返った。

    視察後、記者団から印象に残った写真を聞かれた首相は、ウクライナで停電による暗闇の中、スマホの光で絵を描く少女の写真を挙げて「黒と鮮やかな色彩とのコントラストの中に平和を願う強い思いを感じた」と語った。写真は産経新聞の川口良介記者が撮影した「『戦地に彩りを』ウクライナ侵略1年」(5枚組み)の1枚で、グランプリを受賞している。

    首相は5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)で記念写真に応じる場面を捉えた写真と、8月に米国のキャンプデービッドで開催された日米韓首脳会談で記者会見に臨む場面を抑えた写真に「内閣総理大臣 岸田文雄」とサインした。